ビー・エム・ダブリューは17日、BMW『540iオートマチック』の前輪緩衝装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1997年2月3日から同年6月30日に製作された601台。
前車輪のコイルスプリングを保持するストラットプレートの強度が不十分なため、高温多湿の環境下で渋滞走行を繰り返すと、プレートに亀裂を生じて異音が発生し、プレートが脱落して走行安定性が損なわれるおそれがある。
全車両、フロントストラットの部品番号を点検し、該当品の場合はプレートに固定クリップを取り付ける。
不具合発生件数は23件で、市場からの情報と国土交通省からの指摘でわかった。事故は起きていない。
なお、この案件は2004年4月にリコール済のものだが、対象車の選定漏れがあったため、台数を追加して新たに届け出た。