8月1日から31日まで開催される「夏休みファミリーフェスティバル 大鉄道博 Supported by タカラトミー」の内容が7月31日に報道に公開された。
会場となる東京高輪のグランドプリンスホテル新高輪大宴会場「飛天」には、プラレールの巨大ジオラマをはじめ、リニアモーターカー、シミュレーター、ギャラリー、マーケットなどが展示・設置されている。進路順に主なコンテンツを紹介しよう。
●実車展示…昭和55年新潟鉄工所製・車掌室付B寝台車(オハネフ25 211)の一部が会場入り口に構える。昨年3月に廃車されたもので、B寝台に実際に寝転がることもできる。
●ギャラリー…昭和30年代の駅前広場などを再現したセットや、ブルートレイン・新幹線といった人気列車たちの資料などを公開。鉄道省時代の実物プレートや大小さまざまな鉄道模型などが多数展示されている。
●シミュレーター…引退間近の201系中央線快速電車のフルハイビジョン・シミュレーターが登場。実際の景色とのCG合成によって、よりリアルな運転擬似体験ができる。先着順に整理券を販売、1回200円。
●プラレール…50周年を迎えたプラレールの巨大ジオラマを展示。走行するプラレール車両は50編成以上。新製品も展示されるという。
●リニアモーターカー…磁石の反発力を利用して浮上走行する『リニアGT』に体験乗車できる。リニアGTは、およそ30メートルの直線レール上を往復する。先着順に整理券を販売、1回300円。
●鉄道ジオラマ…ジオラマというとHOゲージを使用することが多いが、同イベントはHOよりも約2倍のサイズのOゲージやOJゲージなどの模型車両が実際に走る姿を見ることができる。
●達人コーナー…車両・駅弁・おもちゃ・絵本など、鉄道研究家・愛好家たちが極めた個人コレクションを公開する。駅弁の掛け紙やお茶のボトルを集めた人の貴重なコレクションなどが並んでいる。
大鉄道博の魅力は、鉄道好きなユーザーが所有する貴重な資料、力作模型、収集品などが展示されるところ。現在人気の鉄道博物館(さいたま市)などとは「一線を画す楽しさがある」(関係者)という。
この大鉄道博、1か月間の開催で目標動員数は20万人。入場料は一般1300円、中・高校生1000円、小学生以下700円。