【グッドウッド09】日産、グランツーリスモ優勝ドライバーが出走

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英国日産は6月29日、7月3 ‐ 5日に英国で開催される「2009グッドウッドフェスティバルオブスピード」の出展内容を公表した。注目は「GTアカデミー」出身のルーカス・オルドネス選手の参加だ。

欧州日産とソニーコンピュータエンターテインメントヨーロッパは2008年、『プレイステーション3』の人気ゲーム、『グランツーリスモ5プロローグ』を使って、『GTアカデミー』という世界選手権を開催。欧州では10か国、2万5000人が参加。その後、全世界の最速記録保持者22名が集まり、8月末に最終選考会が実施された。

その結果、スペイン人学生のルーカス・オルドネス氏(23歳)が優勝。彼には本物のGT4マシン『350Z』(日本名:先代『フェアレディZ』)に乗り、日産プレイステーションチームからレースに参戦する権利が与えられた。

ルーカス氏は、グランツリーリスモ5の優勝者とはいえ、レース出走は初めて。そこで、日産は元F1のジョニー・ハーバート選手をはじめ、多くの有名ドライバーから指導が受けられる機会を設けた。

4か月間の猛特訓を受けて、次第にその才能を開花させたルーカス選手、今年1月に開催されたドバイ24時間耐久レースでは、4名のプロドライバーと交代でステアリングを握り、デビュー戦9位という健闘を見せた。

そして、5月に英国シルバーストーンで行われたGT4欧州選手権では、アレックス選手とコンビを組み、350Zをドライブ。初戦は11位から6位へ順位を上げ、フィニッシュ。4位スタートとなった第2戦は、アレックス選手が一時首位に躍り出るが、ペースカー導入とピットインにより順位を大きく下げた。しかし、ここで非凡な才能を発揮したのが、ルーカス選手。再び4位まで追い上げ、最終ラップの最終コーナーで、BMWをかわして劇的な3位入賞を果たした。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのルーカス選手が、グッドウッド名物の全長1.87kmのヒルクライムに出走。350Zから最新の『370Z』(日本名:現行『フェアレディZ』)に乗り換え、果敢な走りを披露する。

ほかにも、日産は英国初公開の『GT‐RスペックV』と、今夏発売予定の限定車『370Zイエロー』でヒルクライムに参加予定。370Zイエローは、アルティメートイエローのボディカラー、ブラックレザー+スウェードのシート、BOSE製オーディオ、サテライトナビゲーションなどを装備した限定車だ。

フェアレディZとGT‐Rという日産を代表するスポーツカー2台が、グッドウッドのファンをおおいに魅了してくれそうだ。

《森脇稔》

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