【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター
  • 【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター
  • 【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター
  • 【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター
  • 【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター
  • 【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター
  • 【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター
  • 【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター
  • 【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「次世代ナビのスタンダードをつくる」…NAVITIME ドライブサポーター

ETC割引にもいち早く対応

----:徒歩ナビとドライブサポーターの経路検索アルゴリズムは根本的に違うのでしょうか。

篠原:徒歩とクルマとでは道路のネットワーク情報が別物なので、経路検索の考え方も異なります。また、地図はゼンリンさんのものを利用していますが、他社が同じゼンリン地図を利用していても、経路検索エンジンは各社で違うので、検索結果も変わってくるのです。

----:いち早く対応したETC割引ですが、ドライブサポーターの特徴として、利用時間帯別に料金を表示していますね。ドライブを計画をする際に出発時刻の参考にもなり便利です。

篠原:単に割引料金を出すだけでなく、時間帯別に比較できた方がユーザーにとっては便利でしょうからね。今後、検索した時間の割引料金をだしつつ、“でもこの時間に高速道路を使うと安くなりますよ”みたいなリコメンドもできればいいな、と思っています。

◆クチコミ広場導入に手応え

----:NAVITIME全体のトピックになりますが、5月にスタートした「クチコミ広場」の手応えはいかがでしょう。

篠原:ユーザー同士の交流の場であるクチコミ広場は、文字通り、検索したスポットに対してクチコミを見たり書いたりできるサービスです。1日で100件くらいの投稿がありまして、社内的にも手応えを感じています。企画・構想から1年以上かけてようやくスタートしたサービスですが、苦労した甲斐がありました。今後はこのクチコミサービスをもっと広げていきたいですね。

----:徒歩なりクルマなりに対するナビゲーションを行うだけでなく、今回のクチコミ広場に代表されるような、検索機能を組み合わせた情報提供サービスを志向している印象があります。

篠原:そうですね。たとえば「宿・ホテル検索」も検索と情報提供とナビゲーションを組み合わせたサービスです。NAVITIMEでホテルを検索して場所を表示するだけではなく、予約まで可能にしています。旅行会社によって、扱っている宿泊プランが異なるので、「楽天トラベル」や「じゃらん」、「日本旅行」それぞれの代理店が提供する宿泊プランを比較・検討することが可能です。宿・ホテル以外にも、航空券の予約にも対応しています。

----:NAVITIMEでドライブや旅行の計画を立てるついでに宿泊プランを組み入れられるというのは便利ですね。

◆タッチパネルオペレーションも準備中

----:NAVITIMEはさまざまなキャリア、端末にアプリを提供されていますが、タッチパネルケータイへの対応はいかがですか。

篠原:主要な端末にはタッチパネルケータイでもアプリを提供しています。専用のソフトキーを配置したり、地図のスクロール方法を変えたり、リンクをボタンのような形状にしてタッチしやすくするなど、機種に応じてアプリの仕様を変えています。

----:これからタッチUIがケータイにおいて一般化すると、カーナビのUIと共通性が出てきますね。iPhoneもナビアプリを解禁しますし、NAVITIMEは「WND(Wireless Navigation Device)」でのカーナビマーケットへの進出も表明されています。タッチパネルのUIに対する考え方をお聞かせください。

篠原:まず、ケータイ端末向けに提供しているNAVITIMEアプリはHTMLブラウザベースで、これは端末の十字キー操作が念頭にあります。HTMLベースのコンテンツは、たとえば先日のETC割引料金の提供などのように、アプリのバージョンアップをすることなくサーバ側だけの更新で機能追加ができますので、自由度が高く、開発工数も節約できます。スピード感を保ったまま機能追加が可能です。

一方、タッチパネル用のUIはHTMLブラウザベースのUIと相性がよくないとも感じているので、HTMLブラウザベースのように自由度を保ちつつ直観的なUIを検討していきたいと考えています。

《まとめ・構成 北島友和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集