【F1モナコGP】決勝…ノリにノっているブラウンGP

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歴史と伝統のモナコGP。世界で最もグラマラスなレースを制したのは、やはり今ノリにノっているブラウンGPのジェンソン・バトンだった。

土曜日の予選でフェラーリのキミ・ライコネンを僅差で上回ったバトン。スタートを決めて真っ先に1コーナーに飛び込むと確実にリードを広げ、時折タイヤに苦しむチームメイトのルーベンス・バリチェロが後続を押さえ込む間に充分なマージンを築いた。

その後も快適な一人旅を続け、そのままチェッカー。栄えあるモナコウィナーの仲間入りを果たしたと同時に、今季6戦中5勝と向かうところ敵なしの強さを見せている。

ブラウンGP対フェラーリの争いとなった今回のレース。最初のスティントでソフトタイヤを選択したブラウンGPに対し、フェラーリは最終スティントにソフトタイヤをチョイス。スピードでは互角の両者だったが作戦面ではブラウンGPに軍配が上がり、2位を勝ち取ったのはルーベンス・バリチェロ。

ブラウンGP勢には及ばなかったライコネンだが、終盤チームメイトからの激しい追い上げを凌ぎ、嬉しい今季初表彰台。フェリペ・マッサも4位に入り、フェラーリにとってはようやく復調を感じさせるレースとなった。

5位はマーク・ウェバー(レッドブル)、6位ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)。7位フェルナンド・アロンソ(ルノー)。トーロロッソのセバスチャン・ブルデーが8位に入る健闘を見せた。

ウィリアムズの中嶋一貴は、10位完走目前の77周目でタイヤバリアに激突。15位完走扱いとなったが、今回も悔しいレースであった。トヨタ勢もあまりいいところがなくティモ・グロックが10位、ヤルノ・トゥルーリは13位に終わっている。

《編集部》

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