気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年4月9日付
●就職人気トヨタ6位→96位、電機も急落(読売・1面)
●三菱UFJ証券、148万人の情報持ち出し、部長代理4.9万人を売却(読売・1面)
●トヨタ、取締役5人程度削減(読売・8面)
●大学生の興味「車」17位 トップはPC(読売・8面)
●環境車開発融資GMなど対象外、米紙報道(読売・8面)
●ガソリンじわり上昇113円(読売・8面)
●春の交通安全運動 飲んだら動かん!運転の「強制停止」研究進む(読売・16面)
●新型プリウス好発進 予約1週間で1万台超 5月発売、環境車減税も後押し(朝日・10面)
●自動車・家電購入補助、エコ買い替え政府期待、自動車業界支援色濃く(朝日・11面)
●シャープ液晶新工場10月稼働、新興国需要回復見込む(毎日・8面)
●日産、小排気量車にターボ、高出力化と好燃費両立(産経・12面)
●ホンダ、東欧にも物流拠点、ポーランド建設へ(産経・12面)
●セグウェイ乗らないか GM2人乗り用開発(産経・22面)
●街角景気、下げ止まり?(日経・1面)
●経済対策民主は21兆円規模、高速道無料化など盛る(日経・2面)
●新車購入補助、独、予算3倍以上(日経・7面)
●次世代電池、ハイブリッド向け量産、ホンダとGSユアサ11年春、年10万台規模(日経・9面)
ひとくちコメント
きょうの朝日によると、「トヨタ自動車が5月中旬に発売する新型『プリウス』が、発売1か月前にもかかわらず、受注台数が1万台を超えた」と報じている。そのタイトルは「新型プリウス好発進」。
記事では「トヨタ系の販売会社は4月に入り、新型プリウスの受注を本格的に始めた。月間の販売目標は1万台だが、わずか1週間で達成した。4月から環境対応車向けに減税措置が拡大されたことも、追い風になっている。トヨタ車では過去、小型車『イスト』が02年の発売後1か月で4万2000台を受注したが、今回はこの記録も塗り替えそうな勢いだ」とも解説。
新聞報道はどこよりも速く、正確に読者に伝えることが使命とされているが、発売(5月18日予定)から1か月以上も前倒しで予約時点の受注台数を“スクープ”するのも異例のこと。新型プリウスを巡る一連の報道では、すでに外観デザインをはじめ主要スペック、試乗レポート、市販価格などと、”フライング”気味の記事も多く取り上げられており、実際に新車発表会を開いても書き込める新鮮なネタがほとんど見当たらないほどである。