デトロイトショーでは、トヨタとレクサスからそれぞれ『プリウス』と『HS250h』というハイブリッドカーの市販モデルが発表された。その2台には、興味深い共通点がある。いずれも、LEDヘッドライトを装着しているのだ。LEDヘッドライトといえば、市販車としてはレクサス『LS600h』に世界ではじめて採用されたアイテム。省電力(=燃費にも貢献する)で長寿命なのが特徴だ。しかし、ネックは価格が高いこと。たとえばLS600h用のヘッドライトユニットは、部品として購入すると左右で50万円近い価格設定になっている。ベースグレードでも約1000万円するLS600hだから採用できたものの、手の届きやすい車両に装着されるのはまだまだ先のことだと思われていたのだが……。そんなLEDヘッドライトが、車両価格が400万円を超えるHS250hはともかく、200万円台中盤で販売されるプリウスにまで採用されているのには驚いた。コストダウンが着実に進行しているということだろう。サイズが小さいのもLEDヘッドライトの特徴。すなわち、ヘッドライトが小型化できることで自動車のフロントデザインの自由度が大幅に高まるメリットもあるのだ。ヘッドライトのLED化は、これまで以上に個性的な顔つきのクルマを登場させることにもなるだろう。
同乗者のテレビ視聴とナビ操作を可能に、ブリッツの「テレビナビジャンパー」にレクサス『LM500h』40系『アル/ヴェル』など適合が追加 2025年7月30日 ブリッツが販売中の「TV-NAVI JUMPER」(テレビナビジャンパー…