【D視点】リベンジから学んだ…新型メルセデスベンツ Cクラス

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【D視点】リベンジから学んだ…新型メルセデスベンツ Cクラス
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時代に流されないデザイン

1970年代に起こったオイルショック以降、クルマの低燃費化が大きな課題となった。今や、新車のアピールに省エネエンジンと共に、空気抵抗係数(Cd)の低さを競うのは常識になっている。

しかし、クルマの空気力学の歴史はそれよりも古く、高速道路の普及に伴う高速安定性向上の研究が、1940年代には始められていたのだ。自動車用風洞を建設し、この研究をしていたのがメルセデスベンツだと知ったとき、その先進的な独自性には畏敬の念を抱いたものだ。

最近は、安全性についても、自動車メーカーは競って安全基準のランクの高さをアピールしている。安全基準を満たすことは当然だが、クルマ造りに情熱を注いでいる者の証として、安全基準に縛られない独自の安全性追求の姿勢を期待したい。

メルセデスベンツに、このような姿勢を感じてしまうのは、買かぶり過ぎかもしれないが、独自の安全活動を地道に追及している数少ない自動車メーカーであることは確かだ。デザインについても、時代に流されない独自の考え方がマッチするのは、このような日頃の活動の裏付けがあるからに違いない。

やはり、メルセデスベンツのデザインには、無骨なまでの頑丈さが相応しい。野暮なドイツ人好みのクロームメッキが少々あっても大目に見ようではないか!

D視点:デザインの視点
筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)---デザインジャーナリスト。元日産自動車。「ケンメリ」、「ジャパン」など『スカイライン』のデザインや、社会現象となった『Be-1』のプロデュースを担当した。

《松井孝晏》

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