レースゲーム『グランツーリスモ5プロローグ』の発売が近づいている。開発はどの程度まですすんでいるのか。『グランツーリスモ』シリーズのプロデューサーである山内一典氏にインタビュー(前編)。
−−まずグランツーリスモ5プロローグからお聞かせ下さい。10月の東京モーターショーの開催前に発売したいとのことですが、現在、完成度はどのぐらいでしょうか?
山内氏:70%ぐらいですね。
−−収録車種数、収録サーキットなどについて教えて下さい。
山内氏:40車種ぐらいを予定しています。サーキットは鈴鹿のようにこれまでにも入っていたコースもありますし、新しいコースもあります。
−−グランツーリスモ・シリーズの人気が増すにつれて、メーカーの方が山内さんにコンタクトしてくるなど、自動車産業にも影響を与えるようになっています。そのような状況をどうお考えですか?
山内氏:クルマの魅力を伝えるのが、僕らの仕事だと思っています。クルマが売れてくれないと、僕らのゲームも売れないので、そこは共同戦線を張る関係ですね。
自動車メーカーさんからコンタクトがあるようになったのは、クォリティが上がってきたからだと思います。今のグランツーリスモ5プロローグなら、カタログの代わりに使えたり、あるいはオンラインになることで試乗会ができたりするかも知れません。自動車メーカーさんのそうした求めるクォリティにようやく達してきたので、これからはもっといろいろなことができると思っています。
(7月22日、アムラックス東京にて)