ケンウッドとスパークス連合、日本ビクターと資本提携で合意

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ケンウッドと日本ビクターは、資本提携することで合意した。ケンウッドとスパークス・グループが運営する投資会社が日本ビクターに出資する。ケンウッドと日本ビクターはカーエレクトロニクス事業分野とホーム/ポータブルオーディオ事業分野での協業や両社の経営統合について今後検討する。

日本ビクターが実施する第三者割当増資を、ケンウッドと投資ファンドスパークス・インターナショナル・リミテッドが運用する投資ファンドが引き受ける。ケンウッドは200億円、スパークスは150億円出資する。ケンウッドは17.0%を出資する第2位の株主となる。これによって日本ビクターは自己資本を充実させるとともに、抜本的な経営改革を実施するための資金とする。

日本ビクターの親会社の松下電器産業は増資後、日本ビクターを子会社から持分法適用会社とするが、筆頭株主としてケンウッドと日本ビクターの経営統合を支援する。

日本ビクターは3期連続で最終赤字となるなど、業績不振が続き、親会社の松下電器は日本ビクターを売却する方針を打ち出していた。

ケンウッドと日本ビクターは2008年を目標に経営統合を目指す。経営統合では、共通の持ち株会社が事業会社の日本ビクター、ケンウッドの株式を100%保有する形態を含めて検討していく。また、両社のカーエレクトロニクス事業とホームエレクトロニクス事業は今年10月から業務提携する。

《レスポンス編集部》

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