三菱ふそうトラック・バスは23日、04年に行った大型トラックのクラッチハウジングのリコールについて、一部の車種にリコール作業ミスなどによる亀裂や破断が発生していたと国土交通省に報告した。
これにともない、これらの車両について重点点検やサンプリング調査を行うことなども申し入れた。同省は、同社に対して調査結果の報告などを求める警告書を発した。
三菱ふそうが04年5月に行ったリコールの対象車で、ダンプ車などの2軸駆動車について05年3月から今年2月までに、リコール作業ミスや定期点検時のプロペラシャフトのガタ点検の未実施によってクラッチハウジングの破断・亀裂が6件発生した。
また、ホイールベースを延長する改造を行った大型軽トラクタ(車両運搬車)にも06年8月および今年5月に亀裂が発生していた。
三菱ふそうでは、国交省に対してこうした状況を報告するとともに、これらの車両について重点点検やサンプリング調査を行うことを申し入れた。