パイオニアが9日に発表した次世代カーナビ、カロッツェリア『サイバーナビ』に対する顧客からの問い合わせが殺到している。
その最大の特徴は、ドライバーの一人ひとりが発信した情報をお互いに共有でき、VICS情報の配信がない道路でも最新の渋滞情報が得られるところにある。「アフターマーケット市場ではこれまでになかったカーナビ」とパイオニア関係者。
そのため、「発売はいつなのか、から始まり、情報使用料はどうなっているのか、以前の機種からのバージョンアップができるのか」(同)など次から次へと問い合わせが相次ぎ、5月20日の発売を前にパイオニア関係者は早くも手応えを感じている。
情報使用料は無料で、携帯電話の通信料だけかかる。また、バージョンアップについては可能とのことで、そのソフトが8月下旬に発売される予定だ。カーナビのハードディスクを取り外して、自宅のPCに接続しソフトをダウンロードすればいいそうだ。もちろんインストールパックも用意してあり、自宅にPCがない人にはそれを利用してもらう。料金はそれぞれ1万6800円、2万1000円。
11日に東京ビッグサイトで開幕した「東京スペシャルインポートカーショー」でも、パイオニアのブースではこのカーナビに対する来場者の関心が高いようで、次から次へとパイオニア関係者が説明を行っていた。価格は21万−40万9500円。