アクティブなサイド・キャラクターラインが目を引く新型ダイハツ『ミラ』(06年12月18日発表)。先代より立体感の増したドアパネル造形を見るとドアの厚さが増したのかと思うが、室内幅は先代より50mm広くなっているという。
デザイン部でインテリア担当の芥川さんは、「室内幅はドアトリムの最も奥まっている部分から測ります。肘当ての部分と、ドアの内部に下降してくるサイドウィンドウとの距離を8mm程度まで近づけることで片側25mmを広げ、室内幅を稼ぎ出しました。そのため、エクステリアデザインの制約となる厚さについてはそれほど変化はなかったのでは?」という。
インテリアデザインについては、「ダッシュボードのセパレートラインを斜めに通し、動きのある造形としました。またスタンダードモデルでは2トーンカラーにすることで視覚的な広さを演出するのに役立っています」と説明。
クラスの水準を越えたインパネの質感については、「次のスズキ『アルト』を見ないと……。あまり大きなことは言えません」とけんそん。軽自動車市場に油断は禁物ということか。