新型ダイハツ『ムーヴ』(5日発表)のデザインは、バンパーからAピラーにつながるキャラクターラインが初代のイメージを受け継いでいる。しかしながら、ボクシーだった歴代モデルに比べると、新型は躍動感のある流麗なフォルムになった。
ダイハツ工業デザイン部スタジオグループ係長の若林道之さんは、「Aピラーのラインやショートノーズ、縦型のリアコンビなどでムーヴとしてのDNAを踏襲している。一方で新型はプラットフォームから一新したので、ひと目で新型だと分かってもらえるように強いメッセージ性を持って、ドラスティックに変えた」と話す。
また、「ムーヴ」と「ムーヴカスタム」では外観上はボンネットフードやリアコンビランプなどが異なる。「ムーヴとカスタムで明確な差別化を図った。カスタムでは流麗な中にもボリューム感を持たせて力強さを演出した。これは先代と同様の手法だ」という。