【歴代 カローラ 物語】7代目100系…感動を与える高品質

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バブル期に販売された6代目を正常進化させたのが、7代目『カローラ』だ。100系と呼ばれる7代目は「次世代基準の創出」をコンセプトに掲げて登場した。

高級感と感動を前面に押し出し、高級志向を強めている。また、「走る」、「曲がる」、「止まる」という、クルマに求められる基本性能も大きく向上させた。世界中で徹底したテストと走り込みを行ない、感動を生み出す新しい品質に挑戦している。安全性と信頼性の向上にも力を入れたのも特徴のひとつだ。

これらに加え、『マークII』など、上級クラスのクルマを凌駕する高い品質のインテリアを目指した。エクステリアの仕上げと見栄えにも気を遣っている。快適装備もテンコ盛りだ。上級グレードにはオートエアコンや車速感応式ドアロック、電動格納式ドアミラーなど、マークIIと変わらない快適装備を採用した。

最初に登場したのは、4ドアセダンと2ドアクーペの『レビン』だ。秋にマルチに使いこなせるステーションワゴンを追加した。92年5月には2BOXの『カローラFX』も3代目に生まれ変わる。カローラFXはスポーティ感覚を大幅に強め、大胆にも3ドアモデルだけに絞り込んだ。エンジンも1.6リッターのハイメカツインカムとスポーツツインカムだけと割り切っている。

カローラのエンジン・ラインアップは多彩だ。ファミリー系はハイメカツインカムで、1.3リッターをボトムに、1.5/1.6/1.8リッターと、4機種を設定した。スポーツツインカムは1.6リッターエンジンだ。ディーゼルエンジンは2リッターに拡大されている。レビンとカローラFXの1600GTに積まれている4A-GEU型DOHCは5バルブ方式に進化した。レビン1600GT-Zは、それまでと同じようにDOHC4バルブエンジンにスーパーチャージャーの組み合わせだ。

レビンとカローラFXには異次元のフットワークを生み出す革新的なスーパーストラット・サスペンション仕様を設定している。92年5月、スタイリッシュな4ドアハードトップの“カローラセレス”をシリーズに加えた。

《片岡英明》

片岡英明

片岡英明│モータージャーナリスト 自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

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