新世代カーウイングスではRSSの読み上げに対応したが、これについての詳細な部分もCEATECの会場で明らかになった。カーウイングスを経由することになるが、読み上げさせるコンテンツについては、RSS形式のものであればユーザーが自由に選べる。
リリースではヤフーなどのコンテンツに対応することが発表されていたが、日産自動車でカーウイングスを担当するプログラム・ダイレクターオフィスの石川太一さんは「RSS方式であればなんでもいいんです。ユーザーの方のブログであったり、最近多いアイドルタレントのブログであるとか、なんでも対応しますよ」と説明する。
カーウイングスのナビは直接インターネット環境にアクセスする仕組みではないため、登録したブログ(RSS)をカーウイングス経由でダウンロードしてくるというプロセスになるが、日産自動車としては制限を持たせていない。「制限を持たせるということはウェブ2.0的ではない(石川さん)」というのがその理由。
CEATEC会場では実際にアイドルタレントのブログを読み上げさせるというデモを行ってもらったが、なかなかスムーズに読み上げていた。唯一の弱点はこうしたブログに多い顔文字で、これは記号として読んでしまうのが難点という。
「いつも読んでいるブログを登録しておけば、クルマでの通勤時などに読み上げで聞けるようになるので便利」と石川さん。使い方はいろいろとありそうだ。