レクサス『LS』の発表会は19日、オペラ、バレエの公演で知られる新国立劇場(東京・初台)の中劇場で行われた。
発表会のオープニングは、オペラのセット変更に使えるよう、重層構造になっている舞台装置を生かし、多層の透過スクリーンを使用したパフォーマンス。演出を手がけたのは、愛・地球博でトヨタグループ館のパフォーマンスをプロデュースしたイヴ・ペパン氏。
レクサスのキーワードである「L-finesse」、「Advance」といった文字を交えた映像が重層スクリーンに投影されたのち、チェリスト、橋本歩氏の独奏、モダンバレエのパフォーマンス、そしてクラシックとポップスのクロスオーバーであるポップ・オペラ歌手の増田いずみ氏が、マーラーの交響曲第5番のトランススクリプトを歌った。
初代レクサスLS(セルシオ)が発表されたときは、三枝成彰作曲の「セルシオ交響曲」が演奏された。それに比べるとささやかな演出ではあったが、それでも新型車の発表会としては異例の大規模なステージだった。
新国立劇場には白地に金文字のレクサスロゴが設置され、歩道からもレクサスLSのオブジェを見ることができる。また、この期間に行われているオペラ「ドン・カルロ」公演(最終公演は21日のマチネ)にも、レクサス名で協賛を行っている。