【新聞ウォッチ】鈴鹿サーキット…観客増えた8耐、F1開催は微妙

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【新聞ウォッチ】鈴鹿サーキット…観客増えた8耐、F1開催は微妙
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年7月31日付

●M・シューマッハ3連勝(読売・23面)

●オートバイ・鈴鹿8時間耐久ロードレース 辻村・伊藤組V(読売・23面)

●鈴鹿F1来季消滅(読売・23面)

●偽装請負製造業で横行、キヤノンや日立でも(朝日・1面)

●さとうきびで車が走る、沖縄宮古島で実験中(東京・8面)

●パトカーに追跡され信号無視衝突、4人死傷、飲酒の男逮捕、浜松の交差点(東京・23面)

●トヨタ、ホンダ、広州の生産倍増へ 夜間操業も 年内にもフル稼働(日経・9面)

ひとくちコメント

自動車レースの最高峰・F1の世界選手権を開催してきたホンダの鈴鹿サーキット(三重県)で、「来季の日本GPは行われない見通しとなった」と、きょうの読売がスポーツ面で報じている。

それによると、来季は、トヨタ自動車グループが運営する富士スピードウェイで日本GPが開催される見込みで、ホンダ関係者は「正式に決まったわけではない」としながらも、「1国2開催となる鈴鹿でのレースに必要な出場全チームの同意が得られていない」と伝えている。

30日、鈴鹿の夏の風物詩であるオートバイ・8時間耐久ロードレースの最終日に会場を訪れたホンダの福井威夫社長も「来季の開催は難しくなった」という見通しを示し、「2008年以降、富士と隔年開催という形をとっても、復活させたい」と語ったという。

鈴鹿サーキットでのF1レースは、集客力の面で断トツだが、FOAへの上納金などが膨大であることから、むしろ8耐レースの方が利益率で上回っている。低迷が続いた8耐レースの観戦客も今年は「前年よりも1割以上も増加」(主催者側)しており、F1が開催されない場合でも、経営的にはそれほど大きな影響は受けないとみられる。

《福田俊之》

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