ヤマハ発動機は18日から開催されている「インターネプコンワールドジャパン2006」(20日まで、東京ビッグサイト)に自慢の電子部品表面実装機を展示し、PR活動に懸命になっていた。
表面実装機は同社のIMカンパニーが手がけているが、傍流事業ということもあり、「広報もわれわれの事業について詳しく知らない」(ヤマハ発動機の表面実装機担当者)そうで、社内の知名度が低い。
しかし、ヤマハの表面実装機は世界的に有名になっており、いまやその分野で世界ナンバーワンを狙うところまできているという。「長い間細々とやってきたんですが、一昨年あたりからブレークして、台数ベースでは1位なんです」(同)とのことだ。そして、利益率についても高く、同社の中では一番になっている。
そしてこの1月には、最新式の表面実装機2種類を発売し、さらに攻勢をかけるそうだ。担当者としては、収益をより上げることはもちろんのこと、社内での知名度をもっと上げたいという思いが強い。
表面実装機:サーフェスマウンター、SMT。携帯電話やパソコン、デジタル家電等の電子・電気機器などに使われているプリント基板に電子部品を搭載する装置。