未来を夢見るコンセプトカーもいいが、まさに発売直前、あるいは発表されたばかりという、“いま”のクルマこそが注目に値する。そんな趣意をお持ちのモーターショー・ウォッチャーの方も少なくないのではなかろうか。その意味において、東京モーターショーで公開されたアウディ『S8』は、まさに垂涎の一車ということができるだろう。「この新型S8は、とてもエキサイティングなプロダクツだ。トップラグジュアリーカーにして、新しくダイナミックなスポーツカーとしての性能も併せもっているのだから」。アウディAGのマルティン・ビンターコーン会長はそう語る。450psを誇るエンジンは新開発の5.2リットルV10。21世紀初頭におけるルマン24時間レースの常勝マシンとなった「R8」の血筋をひくこのV10は、V12に比べ軽量コンパクトという利点をもつ。その他にも、セラミックブレーキなどの最新技術が満載されたS8は、アウディが販売好調を宣言する日本でも、好反響を得ることは疑いない。新型S8の日本導入は06年の初夏あたりになる見込み。また、SUV『Q7』については06年末以降の国内導入になりそうだ。
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