ダイハツ『Costa』(コスタ)は、第39回東京モーターショーの同社ブースのなかでも、とりわけ遊び心に満ちた参考出品車。コスタはスペイン語で「海岸」の意。
コンセプトは「カジュアルサンダル」。ボディ側面にはドア、Bピラーがなく、サイドシルの高さをシートの座面までに抑えた、ゴルフカートのようなオープンデッキ構造が特徴。開放感ばかりを追求しているわけではなく、側面衝突に分厚いサイドシルで、前後衝突に太いピラーで対応。さらに投げ出され防止のためにアウターアームレスト装着と、安全性確保にも配慮している。
インテリアトリムは濡れた服でも気軽に座れるメッシュ表皮のハンモックシート。フロアはウッドデッキで耐水性を持たせている。
エンジンは0.66リットルDOHCターボ、駆動方式はフルタイム4WD。ロードクリアランスは190mmと大きく、海岸への進入もある程度可能だ。太陽光の降り注ぐアメリカ西海岸などを爽快にドライブするのに似合いそうな、魅惑のビーチランナーだ。