日産『Pivo』(ピボ)のインテリアは、まさにハイテク満載。もっとも目を引くのは「シースルーピラー」「アラウンドビューモニター」などの画像関連技術だ。
「シースルーピラー」は、Aピラー外部のCCDカメラで撮影した画像をドライバーからの視点に変換して、ピラー室内側の液晶モニターにリアルタイム表示するというもの。ピラーをバーチャルシースルーとすることで、太いピラーの死角を解消している。
「アラウンドビューモニター」はクルマの前後左右装着したCCDカメラで外部風景を撮影。その情報をもとに自車を高い位置から見下ろしているような360度映像を生成。運転席前方のホリゾンタルディスプレイに表示するというものだ。いずれも描写速度は1コマ30分の1秒程度と、ほぼリアルタイム表示を実現している。
カーナビやオーディオは「IRコマンダー」で行う。これは指の動きを赤外線(IR)で検知し、ステアリングを握ったままで各種機器の操作を可能にするというもの。指の数で4つのコマンドから任意のものを選択、その操作を最大3階層繰り返すことで、多彩な入力を可能にしている。