−−新型エスクードは本格4WDながらクロスオーバーでもあると思うのですが、リアのスペアタイヤキャリアとフロントのバンパーガーニッシュが従来のクロカン風ですが、いかがでしょう?
新居:スペアタイヤキャリアは、パッケージのためです。150mmリアを伸ばせば入るのですが、それよりも4390mmという使いやすい手ごろなサイズのボディパッケージを優先しました。バンパーガーニッシュのほうは、カンガルーバンパーのようなつもりはなく、最初に描いたスケッチがそのまま通ったんです。SUVらしさの記号としては、あっていいと思います。
−−欧州では3ドアボディもありますが、デザイン開発は最初からですか。
新居:5ドアをメインで開発して、3ドアをあとからデザインしました。
−−リアシートの3人分の3点式シートベルトとヘッドレストも、このクラスとしては素晴らしいですね。
小林:最初はコストの関係で、アームレストかヘッドレストのどちらかだったんです。でも設計ががんばってくれて、両方実現できました。
−−新型エスクードだけでなく、最近のスズキは出すクルマ出すクルマ、いいですね。今後出るクルマも……。
新居・小林:期待していて下さい。
−−お話を聞いていくと組織改革後の、デザイナーだけでなくモデラー、設計、生産、皆の「いいクルマを作りたい」という熱い思いが、スズキのクルマを良くしているように思います。
【1/6】初代からの進化
【2/6】大きくなった
【3/6】欧州骨格
【4/6】FRベースを視覚化したインテリア
【5/6】変わったのは
【6/6】いかがでしょう?