−−新型『エスクード』はボディサイズが大きくなりましたね。4390mmの全長はともかく、1810mmという全幅や2.7リットルV6というエンジンは、従来よりクラスも上という感じですが。ライバルはどのあたりを考えていますか?新居:国内では、ホンダ『RAV4』、『CR-V』、日産『エクストレイル』、スバル『フォレスター』、ヨーロッパではランドローバー『フリーランダー』などです。ヨーロッパには2.0リットルエンジンも用意してあります。小林:ただベンチマーク、参考車両としてBMW『X3』、フォルクスワーゲン『トゥアレグ』も購入しテストしました。新型エスクードは、質感も1クラス2クラス上のものを目指して開発しました。−−なるほど。X3やトゥアレグは、日本でもエスクードの2−3倍する価格帯のプレミアムカーですよね。新型エスクードのクラスを超えた質感は、こんなところにも秘密があったのですね。新居:全幅は基本的にデザイン要件から決まってきました。ヨーロッパでは長さは短く、幅は広いプロポーションが好まれます。−−デザイン案は最初から最後まで「原点回帰」というテーマで固まっていたのですか。新居:「原点回帰」のテーマの中で最初はいろいろ分かれましたが、1本にまとまったという感じです。【1/6】初代からの進化【2/6】大きくなった【3/6】欧州骨格 【4/6】FRベースを視覚化したインテリア【5/6】変わったのは【6/6】いかがでしょう?