【新聞ウォッチ】官民癒着、三井物産のデータ捏造

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年2月23日付

●ひと:日産自動車の最高執行責任者に就任する志賀俊之さん(朝日・2面)

●燃料電池車 日産が追走 自社開発、搭載車を公開(朝日・9面)

●自動車関連会社インドで買収へ、三菱重工(朝日・10面)

●三菱ふそう、リコール届け出(朝日・37面)

●三菱再生課題は販売、来月就任の常務会見(東京・8面)

●小型でも高性能なら「高級車」BMWジャパンのへスス・コルドバ社長(東京・8面)

●ディーゼル実験、施設に不備、三井物産データ捏造、測定室なし、都も把握(東京・29面)

●鉄鋼、コスト1兆円増、鉄鉱石など価格決着、自動車・電機収益圧迫も(日経・11面)

●「ゴルフ」最上級車追加、スポーツタイプも(日経・33面)

ひとくちコメント

大手商社「三井物産」がディーゼル車の排ガス浄化装置(DPF)のデータを捏造していた問題で、東京都職員の立ち会い実験が行われた長崎市の施設に、測定の基準を備えた設備がなく、都も実験前にこれを把握していたことが分かったという。きょうの東京などが社会面で報じている。

また、日経によると、三井物産が後日提出した報告書でもデータを捏造した疑いがあることも明らかになったという。

隠ぺいの上塗りは、リコール問題が発覚した三菱自動車と似たり寄ったりだが、立ち会い実験のため、出張した都の職員が職務を放棄して釣りに出かけたことも分かっており、官民の癒着体質が今回の事件の病巣となっていることが改めて浮き彫りになった。

《福田俊之》

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