自動車大手3社の年間一時金要求方針について、各労組執行部案が31日までに出揃った。2005年3月期の連結業績が5期連続で最高益となるトヨタ自動車は、5.0カ月プラス62万円(244万円)と前年実績を9万円上回る過去最高の要求となる。
トヨタは昨年まで単体の営業利益をベースとした業績比例の要求方式だったが、今年から連結業績も加味することにしており、金額ベースで初めて240万円台に達する。
ホンダは5.0カ月プラス1.4カ月の合計6.4カ月で、最高だった昨年(6.55カ月)より減額となる。業績比例は単体の経常利益を基準にしており、05年3月期は減益となるためだ。一方、日産自動車は昨年より0.2カ月多い過去最高の6.2カ月の要求となる。