04年11月にデビューしたばかりの『マークX』に、早くもメーカーチューンのコンプリートモデルがお目見えした。
東京オートサロン(14−16日、幕張メッセ)参考出品車『MARK X“Vertiga”Super Charger Concept』(マークX“ヴェルティガ”スーパーチャージャー・コンセプト)である。
その名が示すとおり、エンジンにスーパーチャージャーが装着されたのが最大の特徴。開発を手がけるのはトヨタのカスタマイズ部門、モデリスタだが、スーパーチャージャーチューンについてはトヨタのオフィシャルチューナーでモータースポーツ用部品の製造も行っているTOM'Sがノウハウを持っており、同社のパーツを使用して試作が進められているという。
エンジンスペックは未公開だが、ノーマルで256psを発生する「3GR-FSE」型3.0リットルV6をベースとするため、少々のパワーアップでは物足りない。開発陣は「マイルドなチューンとはいえ、300psはクリアしたい」と語る。
エンジンのみならず、サスペンション、ブレーキローター、キャリパーなどの機能部品は全面的に見直され、カーボン製の専用エアロパーツも装着される。インテリアは化粧パネルを黒木目化するなど、よりスポーティな装いとなっている。
このモデルは市販化を前提として開発が進められており、遠からぬ未来にリリースされることだろう。