気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年10月19日付
●ブランドの輸入車に技術で挑む 国産高級セダン攻勢 各社相次ぎ新車(読売・11面)
●三菱ふそう、欠陥公表後、事故5件、9人けが、部品交換進まず(朝日・1面)
●ITS世界会議開幕、変わる社会、市民も乗せ「脱マイカー」大実験(朝日・2面)
●安い大型リチウムイオン電池開発へ、慶大と企業8社 電気自動車・住宅用(朝日・3面)
●三洋・ベンツがハイブリッド車用蓄電池開発合意(朝日・10面)
●懐かしのオープンカー“復活”光岡自動車、複製車を輸入販売(朝日・11面)
●死亡事故の日を「安全誓う日」に、三菱自動車・ふそう(朝日・38面)
●ホンダ、ライフを一部改良(毎日・8面)
●都交通局 燃料電池バス運休、同型電池搭載車で水漏れ 製造元の点検要請で(毎日・20面)
●「新兵器」を使い暴走族対策訓練、道交法改正前に警視庁(毎日・24面)
●富士通「トヨタ流」改革着々(産経・9面)
●携帯、手を使わず通話、パン・コミュニケーションズ。車載機器を販売(日経・19面)
ひとくちコメント
ミニバンや欧州輸入車などにシェアを奪われていたセダン市場だが、トヨタ、ホンダ、日産など国内自動車メーカーが高級セダンの新型モデルを相次いで投入、国内勢が巻き返しに動き出したと、きょうの読売が経済面で大きく報じている。産経なども先週末に同様の特集を掲載。
高級セダン市場は昨年末に全面改良されたトヨタ『クラウン』、8年ぶりの全面改良を発表したホンダ『レジェンド』、そして先週の日産『フーガ』の登場で国産主要車種がほぼ出そろった。
セダンといえば、かつては“オヤジ車”と呼ばれるなどシニア世代の車だったが、「低価格・高品質」をアピールしながらスポーティな味付けで走りの楽しさを追求、ユーザー層を40代以上に広げている。
ライフスタイルが多様化しているなか、子育てを終えた団塊の世代、ポスト団塊の世代をどこまで引き寄せることができるのか。各社とも“セダン革命”に頭を痛めているのが実情だが……。