東京モーターショー(11月2日−7日、千葉・幕張メッセ)に参考出品され、今年度中の市販が予定されているスバルの新型軽自動車『R1』。デザイン的には昨年発売された『R2』にも似ているが、狙っているターゲットやクルマのコンセプトは全く違うものになっている。
『R1』を開発したスバル商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの西尾貞典氏は「R2は主に若い女性をメインターゲットにして開発を進めてきましたが、R1に関しては子育てを終えた、50代の団塊の世代夫婦のセカンドカーをイメージして開発を進めています」
「後席は完全なエマージェンシーとすることで、前席2名が快適に過ごせるパッケージになっています。R2より車体は小さくなっていますが、2人だけで遠出するならR1のほうが快適なドライブになるはずです」
「デザイン的にも2+2とすることで後席の居住性を気にすることなくデザインできますので、のびやかなエクステリアに仕上げることができました。大きなクルマの縮小版とは考えていません」とコメント。
実際にR1のボディサイズは全長3285mm×全幅1475mm×全高1510mmで、ホイールベースは2195mm。R2に比べ全長は110mm、ホイールベースに関しては165mmも短くなっている。
確かに完全な2+2と割り切ることで、最近の軽自動車にはない、お洒落なたたずまいを手に入れている。R1はR2の単なる2ドア仕様ではないのだ。