気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年9月7日付
●後発トヨタ 中国市場 欧米追撃 広州汽車と合弁課題は販売網(読売・10面)
●「フィット」12カ月ぶり首位、8月の新車販売(読売・10面)
●中部経済連合会会長に豊田芳年氏(読売・10面)
●5人乗りでも「スマート」ダイムラー・クライスラー(読売・10面)
●解説・三菱自動車無罪主張、ユーザーの不満強く法人説明責任(読売・14面)
●駐車場料金をカードで決済 松下など4社開発へ(朝日・10面)
●春日井市・王子製紙初V。延長サヨナラ狭山市・ホンダ降す(毎日・1面)
●三菱自動車、5カ月連続30位圏外(毎日・8面)
ひとくちコメント
日本自動車販売協会連合会が発表した8月の車名別販売ランキングによると、ホンダの『フィット』が昨年8月以来1年ぶりに国内販売首位に返り咲いた。きょうの各紙が報じているが、一方で、経営再建中の三菱自動車は5カ月連続で上位30車中に一車種もランク入りできず、販売不振が続いていることがわかった。
三菱自動車の主力車である『コルト』が前年同月比61・9%減の991台、ミニバン『グランディス』も同84・8%減の231台にとどまっているが、これもグループ法人などの支援による“縁故販売”が圧倒的な台数を占めており、一般ユーザーは少ない。
また、三菱ほどではないが、日産の低迷も気掛かりである。ベスト10に『キューブ』(4位)と『マーチ』(8位)が顔をのぞかせてはいるものの、それ以外に上位30車中にランク入りしているのは24−26位に『サニー』、『セレナワゴン』、『ウイングロード』の3車種。“ゴーンマジック”も国内はエンスト気味のようだ。