【三菱『ランサーエボリューションMR』乗った】世界最高のミラクル制御

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これで完全無敵だ! エボVIIが登場以来、「世界でもっともよく曲がるAWD」として、世界中から注目を浴びている“ランエボ3種の神器”。それは、ACD(アクティブ・センター・デファレンシャル)、スーパーAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)、スポーツABS(アンチロック・ブレーキング・システム)だ。

MRのACDはこれまで同様、ターマック(舗装路)、グラベル(濡れた路面、未舗装路)、スノー(雪道)をドライバーが任意選択可能。スーパーAYCは、クラッチケースをスチールからアルミに変更し軽量化。

そして今回、MRの目玉は、舗装路面でのスーパーABSの制御を「安定からよりパフォーマンス」へと大きく進化させたことだ。

MRの振動・操安試験を担当した松井孝夫氏は、「スーパーABS本来の目的は、パニックブレーキ時にクルマ全体の動きを抑制すること。つまりは、アンダーステアになる。それも、かなり唐突にABS制御が入る傾向があった」と指摘。

実際にエボVIIIで、120km/hからオーバースピード目でフルブレーキングして、1速旋回左コーナーへ飛び込み、一気に操舵した。すると、“ググっ”とステアリングに、初期アンダーフィーリングが戻ってくる。

同条件下、MRのステアリングに戻ってくるのは、フロントタイヤと路面とのしっかりとした接地感だけ。その後は、ACD&スーパーAYCの本領発揮。アクセル踏んでガンガン曲がる。乗っていて、もう楽しくて、楽しくてしようがない!

《桃田健史》

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