LAオートショー(LAモーターショー、12月29日−1月11日)のレクサスブースでひときわ目を引いたのが、『IS300』(日本名トヨタ『アルテッツァ』)をベースに『GS430』(同トヨタ『アリスト』)のエンジンを載せた「IS430」だ。
昨年11月のSEMAショーでデビューしたクルマだが、ふたたび人気を集めた。
赤と黒のツートーンのボディカラーだけでもかなり注目度が高かったが、関心の多くは、ISの小型ボディに4.3リットルの大型エンジンを搭載したことで実現される、圧倒的なパフォーマンスだ。
何せ最大出力は340HPにもなり、静止から60マイル/h(96km/h)までの到達速度はわずか5秒程度しかない。あくまでおおよその数値と言うことだが、ビッグトルクによって多くのクルマが後塵を拝するのは間違いないだろう。
外観は現行ノーマルとほとんど違いは見られないが、前後に専用スポイラーを備え、タイヤはフロントに225/40ZR18を、リアには265/35VR18を履く。それに伴いブレーキもブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキを奢っている。
残念ながらあくまで“プロジェクトモデル”ということで、具体的な市販計画は今のところ未定ということだが、映画『ワイルドスピード』の世界に関心を持つ世代を大いに魅了したことは間違いない。