BMWのSUV、『X5』が4.8リットルエンジン搭載へとスケールアップ。「X5 4.8is」がデトロイトオートショー(デトロイトモーターショー)で登場した。このV型8気筒は、最高出力355馬力、最高トルク49.8kgmを誇る。
これまで米国仕様X5は、3.0リットル直6(225馬力)、4.4リットルV8(290馬力)、4.6リットルV8(340馬力)をラインアップ。4.8リットルは4.6リットルの後継モデルとして、2004年4月に北米販売を開始する。
BMWノースアメリカ担当者によると、「やはり、ポルシェ『カイエン』との市場争いが熾烈になっていまして……」と漏らす。
アメリカでは、ハイパフォーマンス車両の広告で、最高出力を強調する傾向が強い。カイエンの4.5リットルNA北米仕様は340馬力、またインフィニティ『FX45』は315馬力。こうしたライバルたちより、“大きな数字”を持つこと自体が、最高のプロモーションになるのだ。