スズキは、国内生産で低価格にした50cc『スクーターレッツIIスタンダード』を一部改良して価格をさらに引き下げた。ホンダの中国製スクーターに対抗する。
レッツIIスタンダードの今回の改良では、車体外装部品のデザインを変更して部品点数を削減、生産工程での合理化も推進してコストダウンを実現した。車体外装の樹脂材料をリサイクル材として需要の高いPP素材に統一した。
これによって価格を7000円引き下げて、10万5000円にした。ホンダは中国製スクータートゥディを輸入、価格は9万4800円に設定した。これに対してスズキは国産を堅持しており、両社の経営姿勢の違いがどういう結果を招くか注目される。