気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール
2002年7月31日付
○ 道路公団民営化推進委員会、未整備路線建設見直し論強まる (読売・1面)
○ 日産、再生のシンボルに、フェアレディZ復活(読売・8面)
○ ホンダ、IBMと共同開発の次世代カーナビ搭載車「アコード」発売 (読売・8面)
○ 日産、燃料電池車発売、03年に前倒し (東京・6面)
○ 名車復活の陰で、かつての人気車種相次いで”リストラ” (産経・8面)
○ 日経平均株価1万円回復 (日経・1面)
[ひとくちコメント]
日産自動車が復活のシンボルと位置づけたスポーツカー「新型フェアレディZ」を発表。さらに、記者会見でカルロス・ゴーン社長は、トヨタ、ホンダよりも遅れを取っていた燃料電池車を来年中に日本で発売することを明らかにした。
きょうの各紙は、そのふたつの話題を大きく取り上げている。
そんな中、産経は「スープラ」「シルビア」「RX-7」など、かつての人気車がこの夏、相次いで生産打ち切りになると、報じている。排ガス規制の不適合車に対する生産猶予期間が、8月末で終わるためとしている。
だが、すでに生産を打ち切ったものや、一部グレードだけを廃止するモデルまでを含めると、業界全体で20車種が「リストラ」の対象というから驚いた。果してこの車種から今回の「Z」のような復活が期待できるか…。