前日の米国株安を受けて続落して始まったが、利益確定の売りが一巡したことで急伸。全体相場は3日ぶりに反発した。円相場が1ドル=128円に上げ、他のセクターに物色のホコ先が向かったため自動車株はほぼ全面安。
日産自動車が前日比2円安の863円と4日ぶりに反落し、出来高はベストテン圏外へとボリュームダウン。ホンダは30円安と続落し、マツダが3日ぶりに反落。三菱自動車工業もさえない。
こうした中、先日春闘でベアゼロ回答したトヨタ自動車が40円高の3820円と続伸。賃上げやむなしのムードを奥田会長のツルの一声で打ち消したが、「日産と正反対でコストダウンへの強い姿勢を見せ付けた」と見る向きも。その他はスズキが4円高と小反発したのみだった。