気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年1月7日付
●三井住友銀行とマツダ開発、新車在庫を「短期の金融商品」として証券化(読売・2面)
●ワークシェア推進明記、新経済団体活動方針案(読売・8面)
●ロボット最前線、人間との共生探る(読売・32-33面)
●全国社会人ラグビー準決勝、神戸製鋼がPG一発トヨタ撃沈(朝日・15面)
●バスケットボール全日本総合選手権準々決勝、東芝意地の逆転劇、延長でトヨタ下す、いすゞは4強へ(産経・24面)
●片山右京、「パリ・ダカ」初参戦、「楽しい。F1とはまったく違う世界」(産経・24面)
●ホンダ、GMと提携、廃車回収、欧州の拠点活用(日経・1面)
●ホンダ、低価格バイク向けに中国製部品、タイでも採用へ(日経・9面)
ひとくちコメント
「七草」になると、お屠蘇気分も抜ける。きょうから仕事始めの会社も多いようだが、日本自動車工業会(自工会)など自動車5団体も午後5時から都内のホテルで新春賀詞交歓会を開く。今年5月には、東京モーターショーなどを運営する自動車工業振興会が自工会に統合されるため、5団体の共催は今回が最後となる。
ちょうど1年前は、賀詞交歓会が始まる前に正副会長が緊急集合、GMの自工会加盟をめぐって協議をしていたが、そのGMも今年から晴れて正会員として初デビューする。そこで今年の話題は、5月で任期満了となる自工会の奥田碩会長の後任人事。会長職はホンダから選出することは決まっているものの、誰が就任するかは明らかにされていない。
順当ならば吉野浩行社長だが、対外的に人脈が広い宗国旨英会長の線も充分考えられるからだ。いずれにせよ、きょうの日経が1面準トップで「ホンダ、GMと提携」などと報じているように、会場ではホンダ関連の話題が尽きないだろう。