米国市場の反発、政府与党幹部による銀行への公的資金再注入発言を受け、全体相場は大幅続伸。為替相場が円安に振れたこともあり、自動車株は全面高となった。
ホンダが、前日比230円高の4900円と急反発。アラバマ新工場の生産能力アップで、北米全体で118万台体制を確立する方針。前日の新工場開所式で吉野社長が明らかにしたもので、トヨタの年産125万台に迫る強気な戦略が、市場では好材料として評価されていた。
日産自動車が32円高の611円と4日ぶりに反発し、一気に600円台を回復。トヨタ自動車も80円高の3120円と反発した。
また、いすゞが7円高の89円と2日続伸。ドイツ証券の大量売り注文の入力ミスなどで急落したが、井田社長が4日の緊急記者会見経営不安説を否定。下げが急ピッチだったこともあり、海外の投資家や個人投資家の買い戻しが入ったもようだ。