【新聞ウォッチ】吉野・ホンダ社長、北米ディーラー大会を“ドタキャン”

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【新聞ウォッチ】吉野・ホンダ社長、北米ディーラー大会を“ドタキャン”
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年9月19日付

●道路公団、管理部門を先行民営化、建設部門も前倒し(読売・9面)

●ホンダ、米テロ余波、北米市場販売計画見直しも(毎日・8面)

●いすゞ、ダイムラークライスラー、リコール届け出(朝日・33面)

●ホンダ、CR-Vを全面改良、世界に向け発進!(産経・8面)

●米同時テロから一週間、混乱、不安、じわり影響(産経・9面)

●韓国・大宇自動車、GMへの売却交渉大詰め(日経・9面)

●スズキ、タイに二輪車関連で新会社設立(日経・15面)

●パイオニア、25%安いカーナビの新製品を発売(日経・31面)

ひとくちコメント

米同時多発テロから一週間、海外ツアー旅行のキャンセルが相次ぎ、旅行業界などは大きな打撃を受けているが、トヨタやホンダなどの自動車業界も原則として海外出張を自粛している。きのうは、ホンダが全面改良した『CR-V』の新車発表会を行なったが、担当記者の関心は新車よりもテロ事件に伴う北米市場での影響のほうだった。

何しろ、ホンダにとって北米はドル箱市場。きょうの毎日が「影響は避けられない」と吉野浩行社長の談話を掲載しているほか、日経も「もう少し状況を見極める必要があるが、いずれ(販売計画を)見直さなければならない」と語ったことを伝えている。

その両紙では取り上げていないが、ホンダは今週末からラスベガスでディーラー大会を開催する。本来ならば日本からも吉野社長ほか首脳陣が出席する予定だったが、現段階では全社的に「海外出張」が禁止されているため、突然キャンセルするという。

大会自体は現地スタッフで対応することにしているそうだが、トップが不参加という異例の事態では、極めて重要な意味を持つディーラー大会も盛り上がりに欠くことは間違いない。テロ事件でどの程度足を引っ張られるのか、北米市場でのホンダの動きには要注意だ。

《福田俊之》

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