全体相場は年初来高値を更新したが、自動車株は総じて軟調。連休中に上げていたホンダと日産自動車の両社が反落した。ホンダは、前営業日(2日)比160円安の5470円と5日ぶりに反落した。
GW直前、先月27日の決算発表によると、今3月期の連結純利益は過去最高益を更新する見込み。好業績に対する期待感から4日間で780円高上げたが、さすがに利益確定の売りに押された。
日産も急伸していたが、同じく10円安の870円安と3日ぶりに反落。トヨタ自動車が10円安とさえない動きで、この日、企業イメージ向上キャンペーンを発表した三菱自動車工業も6円安。マーケットの物色のホコ先が情報通信株に向かい、自動車株全体が取り残された格好だ。
こうした中、スズキは前営業日比52円高の1685円と急伸。一時、昨年4月以来の1700円台に乗せるなど、一人気を吐いた。