世界一速い兄弟と呼ばれながらも、兄ミハエルの輝かしい栄光にどうしても霞んでしまっていた弟ラルフ。今までは内気であまり強気な発言をしなかったラルフだったが、今シーズンはどうも様子が違うようだ。「打倒ミハエル宣言」に続いて彼の口から飛び出したのは、マクラーレンへの勝利宣言である。
「現時点では、実際、(マクラーレンより)僕らのほうがちょっと上だと思う。少なくともストレートでのスピードでは優っている。ミカ・ハッキネンを抑えることができたのは嬉しい。でもこう言うのもなんだけど、今はミカよりも2台のフェラーリを負かすことのほうが重要。マクラーレンはちょっと苦しんでいるみたいだし、次のレースが楽しみだよ」とラルフ。
自身の初勝利、そしてミシュランタイヤに復帰初勝利をもたらすことができるのかどうか、ブラジルGPに注目が集まる。