今年で10回目の開催となったバルセロナでのスペインGPは、今季初のポールポジションを獲得したM. シューマッハーが決勝レースで予期せぬトラブルに見舞われた。
1回目のピットストップ時に給油担当がマシンと接触し負傷。41周目に行われた2度目のピットストップでは代役の給油担当が手間取り、17秒5と大幅にタイムロス。同時にピットインしていたM. ハッキネンにトップの座を奪われた。その直後、スローパンクチャーにより予定外のタイヤ交換も余儀なくされ、結局5位でフィニッシュするのが精一杯。
一方、トップに立ったM. ハッキネンはそのまま余裕でチェッカーを受け、嬉しい今シーズン初優勝を飾った。2位にはD. クルサードが入り、マクラーレンは3年連続となるスペインGPでの1・2フィニッシュを決め、コンストラクターズポイントにおいて、フェラーリに対して6ポイント差まで接近した。
3位には兄弟バトルの一瞬の隙を突いて2台を抜き去ったフェラーリのR. バリケッロが入った。また、今季ベストグリッドの6番手からスタートしたJ. ヴィルヌーヴだったが、突然エンジンがストップし、21周でリタイアとなっている。