久々にシトロエンらしいユニークな新型車、『C3プルリエル』が登場した。昆虫の「ぶうちん」と言った感じで、ショーカーが街に飛び出したと勘違いする向きもいそうなくらい独創的。
2003年10月、マツダが東京モーターショーにコンセプトカー『息吹』を発表して以来、その量産型とも呼ぶべき新型『ロードスター』への期待は盛り上っていたが、05年8月25日、そのロードスターがついに発表された。
新型フォード『フォーカス』が5日、日本発表された。先代と同じく5ドアハッチバックの1車型。全長4350mm×全幅1840mm×全高1485mmと大幅にサイズアップされた。モデルチェンジで大きくなるのは近頃珍しくないが、クラストップの室内を誇る大型車並の全幅には驚いた。
クルマの流れの中でひときわ目を引く1台、それは新型メルセデスベンツ『CLS』に違いない。しかしスリーポインテッドスターの付いたフロントグリルを確かめるまで、メルセデスベンツだとはわからないであろう。
2代目の新型Aクラスは、7年ぶりのフルモデルチェンジだが、目新しいニュースもなく地味な感じだ。しかし適度なサイズアップをはじめとして初代の不具合はすべて改善され、加えて2重フロアの特性を生かした安全配慮と中身は充実しており、本国での人気も納得だ。
『7シリーズ』から始まったBMWの新世代デザインのアクの強さに違和感を持つ向きは多かった。それも『Z4』、『5シリーズ』そして『1シリーズ』へと展開されるに伴って、コーポレートアイデンティティとして認知されるようになった。
アウディ『A4』の顔が変わった。外観ではフロント周り以外に目立った変更はない。日本車がよくやる拡販のためのマイナーチェンジを、アウディもやったのかと軽い失望を伴った驚きを持つ人も多い。だが、そう短絡的に考えるものではない。
『H2』と比較して大幅にコンパクトになった新型ハマーSUV、『H3』が発表された。それでも全長4720mm×全幅1970mm×全高1850mmと、トヨタの『ランドクルーザ』程度の大きさはある。
3代目となる新型ホンダ『ステップワゴン』が発表された。新型は箱型の大きな空間に加えて“セダンの走り”を追求し、車高を75mm下げたという。そうなると、定番になりつつあるステップワゴンのデザインの行き先が気になる。
シトロエン『C4』が日本市場に導入された。おっとりした感じの『クサラ』の後継とは、にわかには信じがたい変身ぶりだが、細部にはシトロエンを感じさせるところもあり、シトロエンファンはほっとさせられる。
“猫目”と呼ばれる変形ヘッドランプをもつフロントビューは、プジョーのコーポレートアイデンティティとしてすっかり定着した。その反動か『406』の古臭さが目立ってきていた。新型『407』は406の後継として期待が大きい。
最近のクルマはモデルチェンジでどんどんサイズアップする傾向のなか、8年ぶりフルモデルチェンジの新型シボレー『コルベット』がサイズダウンしたことには注目される。インターナショナルなスペックを備えたコルベットは、今や完璧なグローバルカーに変身した。
去る9月2日の『ムラーノ』発表と同時に、5車種の新型車が披露され、4車種はすでに市場に投入された。05年以降の日産デザインを占うには充分なラインナップだ。
日本ゼネラルモーターズ(GM)は、10月12日に新型キャデラック『STS』を発表した。『セビルSTS』の後継で、キャデラックのラグジュアリー・パフォーマンス・セダンとしては25年ぶりの後輪駆動モデル。
鋭い目つきのヘッドランプを起点としたウエッジシェイプのフォルムは、流行の「走り」を表現しているものの、角張ったボディと大きなフロントビューは、同クラスのクルマとくらべて車体を大きく見せる。