将来的なF1ルールを決定するプロセスが議論される中、チームとFIA、バーニー・エクレストンが参集する会合に先立ち、後二者がチーム側の権益を認める形で譲歩があった模様だ。
バーニー・エクレストンは、これまでも再三にわたって2014年の新エンジン導入延期を求める発言を繰り返してきたが、今回もFIA会長のジャン・トッドを名指しにして「彼は恐らく撤回を決断するだろう」と語った。
FIAのシングルシーター委員長であるゲルハルト・ベルガーが、現行のフォーミュラ構成の改革の必要性を主張している。若手を対象としたフォーミュラが多過ぎて、かえって若いドライバーが段階的にキャリアを積み上げる上で障害になっており、特に改革が必要なのはF3だと語る。
2カ月半後には、ロンドン・オリンピックが開幕する。2012年1月のことだが、国際自動車連盟(FIA)はIOC(国際オリンピック委員会)に2年間の期限付きで加盟を認められていた。
シングルシーターの安全性強化策の一環としてFIAは、フロント・ロール・フープの実証実験を行った。
2012年F1ワールドチャンピオンシップ ポイントランキング
F1バーレーンGP、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが昨年のインドGP以来、久々の勝利を収めた。これが前年チャンピオンにとって今シーズン初勝利ということからもわかるように、2012年の戦いは極めて熾烈。今回のベッテルは、4戦して4人目の勝者だったのだから。
Rd. 4 F1バーレーンGP(4月22日) リザルト
2012年F1第4戦、バーレーンGPの予選リザルト
F1バーレーンGP最終段階の疲れからそう言わせたのか、F1のドン、バーニー・エクレストンが「ニューヨークのイベントは1年遅れるかもしれない」と発言した件に、当のニュージャージー側からは素早い反応が戻ってきた。
昨2011年のレースが中止となったF1バーレーンGPでは、スタート/フィニッシュラインを挟むメインストレートに初めてDRSゾーンが設定された。ちなみにF1でDRSが採用されたのは、2011年が初年度である。
政情不安を伝える報道もあるなか、2012年F1第4戦として、今週末にバーレーンGPが開催される。シャキール・インターナショナルサーキットは全長5.412km。昨年は延期措置から中止となったが、過去7回グランプリが開催されている。
F1中国GP、15日の決勝は、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がポールポジションからスタートして優勝。F1参戦111戦目の事だった。メルセデスとしての優勝は、1955年イタリアGP以来のこととなった。
Rd. 3 F1中国GP リザルト