来季からエネルギー回生装置付きのV6ターボエンジンへの大転換期を迎えるF1が、スポーティングレギュレーションでも大きな変更実施をFIAが予定している。
驚くべき提案は、最終戦の獲得ポイントを倍にするというもの。現状では優勝25ポイントだが最終戦だけは50ポイントを優勝ドライバーとチームに与えるという(入賞ポイントは1~10位まですべて2倍)。これを近年のシーズンに当てはめると2008年と2012年のチャンピオンは別のドライバーだった計算になる。
さらに導入されようとしているのは固定ナンバー制。2013年シーズンまでは前年のドライバーズチャンピオン獲得チームに1と2が与えられ、以下はコンストラクターズ順位に沿ってゼッケンナンバーが決められていた。これを2014年からはチャンピオンに1の使用を決めさせた上で、2から99までのゼッケンをチャンピオンシップ順に自由に決めさせるという。
最終戦のボーナスポイントも固定ナンバーも、F1の伝統にはなかったアメリカンモータースポーツ的なショー的要素の加味と言える。恐らく賛否両論の反応が聞かれそうなルール変更となりそうだ。