JX日鉱日石エネルギーは、東日本大地震の影響で操業を停止していた関東地方で最大の生産能力を持つ根岸製油所の操業を21日から再開したと発表した。
出光興産は、17日に操業を再開した宮城県の塩釜油槽所で、海上輸送による石油製品の受け入れが可能になり、同油槽所に石油タンカーが入港し、荷揚げを開始したと発表した。
コスモ石油は、千葉製油所の火災が19日16時20分に鎮火したと発表した。
経済産業省は19日夕、東北地方(被災地)および関東圏でのガソリン・軽油などの供給確保措置と拡大輸送ルートの設定、18時時点での実績について発表した。
2日連続で計画停電から解放された首都圏では、鉄道も比較的平穏な運行が続いている。
出光興産は、3月19日から出荷したガソリンなどの石油製品の卸価格を震災前の卸価格である前週と据え置きとした。
コスモ石油は、千葉製油所から海上出荷の準備に入ったと発表した。
昭和シェル石油は、東北地方への石油製品の出荷を増強する。油槽所の稼働時間の延長するとともに、西日本地域などからタンクローリーの応援を手配して配送体制を強化する。
神奈川県警は16日、神奈川県横浜市中区内のガソリンスタンドでの給油待ち中にトラブルとなり、相手に刃物を突きつけて脅したとして、横浜市栄区内に在住する64歳の男を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。
全国のガソリン価格情報を提供するPCサイト『カーライフナビ』では現在、東日本大地震で被災した地域のガソリンスタンド営業情報の投稿を募集している。投稿された営業情報は、登録など不要でいつでも見ることができる。
コスモ石油は17日、石油製品の供給体制について、原油処理能力の増強、輸出中止、追加輸入により、国内向け供給量25万6000キロリットルを確保したと発表した。
石油情報センターは、東北・関東地方でガソリンなどの燃料が売り切れ、一時休業するサービスステーションが相次いでいるが「末端(小売)市場で便乗値上げなどの事例は見られない」との調査結果を明らかにした。
出光興産は、復旧が完了し操業再開した塩釜油槽所は当面、政府、自治体などから要請のあった警察、消防、救急、自衛隊など復旧支援のための燃料供給に限定すると発表した。
JX日鉱日石エネルギーは、今週末までに東北地区に約150台のタンクローリーを搬送すると発表した。
首都圏を中心としたガソリンの買いだめが止まらない。都内のガソリンスタンドでは、1時間待ちや品切れで休業する店舗も出ている。出光興産は、「買いだめが混乱に拍車をかけている。被災地への供給を優先するためにも、冷静な行動を」と呼びかける。