
トヨタの危機、その核心
100年に一度と言われる自動車業界不況の中、トヨタ自動車は最終赤字を3500億円の見通しと発表。販売台数は経営危機に瀕しているGMを抜いて初の世界一となったが、祝福ムードはない。2兆円もの利益が一気に赤字転落、そして豊田家への大政奉還と、激震のトヨタ。

サーブ、GMから分離・独立へ
GM傘下のサーブは20日、GMによるサーブの国際ビジネス見直しの結果として、サーブはスウェーデン国内法に従い、独立・再建をめざすと発表した。裁判所に任命された、第三者の管理人の主導により再建は遂行される。

【新聞ウォッチ】陸も空も“閑古鳥” 景気「5か月連続下方修正」
政府が2月の月例経済報告で「急速な悪化が続いており、厳しい状況」とし、景気の基調判断を5か月連続で下方修正した。世界同時の景気後退が日本の内需を冷やし、個人消費を初めて「緩やかに減少」と判断した。

青木自工会会長、米業界の健全化を期待
日本自動車工業会の青木哲会長は19日の定例会見の席上、米GM(ゼネラルモーターズ)とクライスラーが18日、米政府に提出した再建策について「(政府への資金投入要請は)巨額の内容と思うが、是非健全化につながるようになってほしい」と語った。

GM、再建計画を提出…ブランド削減
GMは2月17日、米政府財務省に経営再建計画を提出した。US市場における商品競争力、燃費性能、排ガス性能、労働コストの競争力の強化・見直しを含み、さらにブランドとモデル数の削減、労働力や販売店の集約にも及ぶ。

【新聞ウォッチ】GM、クライスラー再建計画提出、期限切れ目前で依然難航
経営危機に陥っている米ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーが、経営再建計画を米政府へ提出する期限がいよいよカウントダウンに入った。

GMが1万人を削減、賃金カット
GMは10日、世界規模での給与雇用社員の人員削減を発表した。現在の7万3000人を6万3000人にする。14%、7人に1人が削減される。削減は2009年中に行なわれる予定だ。公的資金融資の条件となる再建計画の一環。

GM副会長、ボブ・ルッツが引退へ
GMの会長兼CEOのリック・ワゴナーは2月9日、同社の世界商品開発担当副会長であるロバート(ボブ)・A. ルッツ(76)が4月1日付けで副社長兼上級顧問に就任、さらに年末に引退すると発表した。

スズキの鈴木会長、GMとの関係「一番ややこしい問題」
スズキの鈴木修会長兼社長は5日の2008年度第3四半期決算会見で、GMとの関係について「一番ややこしい問題」と前置きし、「紳士協定で、チャンスがあったら、また20%ぐらいの株式を持ちましょうという話があるのは事実」と述べた。

GM、プラグインハイブリッド車の普及プランを発表
GMは3日、官民一体のプラグインハイブリッド普及プランを発表した。これは2010年のシボレー『ボルト』市販に向けたもので、充電設備などインフラの整備がおもな内容だ。