気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年5月28日付
●GM破綻回避は困難、債務交渉打ち切り(読売・1面)
●ガソリンじわり、120円目前(読売・8面)
●御手洗経団連成果残せるか、2期4年の最終年(朝日・5面)
●トヨタ残業を再開、愛知の2工場、新型プリウス好調(毎日・7面)
●ホンダ、次世代HVシステム開発へ(産経・3面)
●GM破綻強まる、国内102社焦げ付きの恐れ(東京・1面)
●蓄電池普及へ総合対策、経産省、充電拠点も拡充(日経・1面)
●新日鉄、減産緩和へ、7月にも、自動車の在庫調整進む(日経・1面)
●GMオペル完全分離 独政府、つなぎ融資を検討(日経・7面)
●ルノー・ジャポン「コレオス」発売、日産の技術随所に(日経・11面)
ひとくちコメント
経営危機に陥っている米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の経営破綻が避けられない情勢となってきた。無担保債務計270億ドル(約2兆6000億円)の削減に対し、「債権者からは十分な同意を得られなかった」と発表したからだ。
きょうの読売、朝日、毎日、東京が1面トップで報じているが、見出しは「破綻回避は困難」、「破綻濃厚に」「破産不可避」などとして、6月1日までの再建計画の提出を目前に控えて「連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請を前提に経営再建策の取りまとめを急ぐ」(毎日)と伝えている。
米メディアもGMが破産法を申請した上で、米政府が500億ドルを追加融資し、見返りに政府の出資比率を当初想定の50%程度から大幅に引き上げるとの見方を一斉に報じている。
いずれにしても、今週末は米製造業としては史上最大規模の「GM破綻」のニュースから目を離せない。