
【池原照雄の単眼複眼】挑戦するNo.1---ワゴンR はJC08で軽最高燃費
スズキが軽自動車『ワゴンR』シリーズを5年ぶりに全面改良した。PRのコピーは「挑戦するNo.1」。デザインや居住性といった改良だけでなく、軽の基本である環境・経済性能についても王者らしい挑戦の跡がうかがえる。

【池原照雄の単眼複眼】ホンダの研究員はミシンも使う
ホンダが運転席用にエアバッグの容量(膨らみ具合)を最適に制御する「i-SRSエアバッグシステム(連続容量変化タイプ)」を開発した。その構造は、バッグ本体に3本のポリエステル製仮止め糸を渦巻状に縫いこんでガスの流れを制御するというユニークなものだ。

【池原照雄の単眼複眼】過去の話となったディーラー不倒神話
「リーマンショック」で明けた今週だが、週末にはもうひとつの経営破たんがあった。日産自動車の地元資本系ディーラーである富山日産モーター(本社・富山市)、日産サティオ石川(金沢市)、日産プリンス石川販売(同)が12日に民事再生法の適用を地裁に申請したのだ。

【池原照雄の単眼複眼】ハイブリッドを強化する日野の狙い
トヨタグループのトラックメーカーである日野自動車が、グループの「環境技術資産」ともいえるハイブリッド車(HV)の開発強化に乗り出している。現行のHVより実用燃費、コストとも大幅な改善を狙うもので、国内だけでなく海外市場開拓の戦略商品と位置づけていく。

【池原照雄の単眼複眼】自動車業界に「働きやすい」会社は少ない?
自動車業界は働く側からは、いまひとつ魅力がないのだろうか---。そう考えさせられる日本経済新聞社の調査結果が最近、公表された。「働きやすい会社2008」のランキングであり、上位100社に自動車メーカーは4社しか入っていない。

【池原照雄の単眼複眼】なぜ プリウス? トヨタらしからぬ値上げ
トヨタ自動車が9月から商用車およびハイブリッド車(HV)を値上げすることを決めた。注目の乗用車は『プリウス』と『ハリアーハイブリッド』の2車種のみにとどめた。国内市場の厳しい状況を踏まえた苦渋の判断だが……。

【池原照雄の単眼複眼】ポルシェVW連合が誕生へ…トヨタの強力なライバル
自国内工場のリストラなど、ここ数年低迷していた独VW(フォルクスワーゲン)が復活している。今年上半期(1 - 6月)の世界販売は、米フォードモーターを抜いてトヨタ自動車、米GM(ゼネラルモーターズ)に次ぐ初の3位に浮上した。

【池原照雄の単眼複眼】米国で抱える「リース残価減」という新たな難題
市場規模の大幅な縮減、ライトトラックから乗用車への需要シフトという激変に見舞われている米国で、新たな難題が浮上してきた。リース販売した車両の残価が、ライトトラック系を中心に下落しており、損失処理額が膨らんできたのだ。

【池原照雄の単眼複眼】合理化策の協力提案で鉄連に戸惑い
原材料費高騰対策の一環として、日本自動車工業会と日本鉄鋼連盟が協力して進めようとしている合理化策が難航している。鉄連側は、趣旨には賛同できるものの、個々の企業の要望を集約するのは難しいと戸惑っているようだ。

【池原照雄の単眼複眼】危機の芽を摘み取るトヨタの米国生産再編
6月下旬から海外事業も担当することになったトヨタ自動車の豊田章男副社長には、いきなりの厳しい経営判断となった。テキサス工場など米国での一部操業停止や生産車種再編の決定である。