
【池原照雄の単眼複眼】「雇用」に淡白になった自動車メーカー
日本の自動車メーカーは、いつから雇用の確保という社会的責務に淡白になったのかと思う。非正規雇用、とりわけ派遣従業員をこれだけ大量に抱えているとは意外だった。

【池原照雄の単眼複眼】マスメディアは軽をクルマと認めない?
世界的な金融危機の嵐は日本の新車市場にも及んできた。では、11月の国内新車販売の前年同月比減少率は27%と18%のどちらでしょう? 正解は後者の18%である。

【池原照雄の単眼複眼】ビッグ3の危機は日系部品メーカーの危機
米国ビッグ3の経営危機問題が時間との闘いとなっている。GM(ゼネラルモーターズ)など3社は、米政府による資金繰り支援の実現をめざして12月2日までに新たな再建計画を議会に提出する。

【池原照雄の単眼複眼】異例のデモ行進、自動車税制の抜本見直しアピール
日本自動車連盟(JAF)など自動車関連団体で構成する自動車税制改革フォーラムや石油関連団体が19日、東京で自動車ユーザーの税負担軽減を訴える「緊急総決起大会」を開く。

【池原照雄の単眼複眼】設備投資は減るが、研究開発費はどうする?
新車需要の世界的な減退を受け、自動車メーカー各社の設備投資が今後、圧縮の動きとなりそうだ。一方で問題なのは、環境対応技術や新モデル開発向けの研究開発費の扱い。業績悪化で経営者は削減の誘惑に襲われることになろうが、どこまで踏ん張るか。

【池原照雄の単眼複眼】国内減産ラッシュで冷える下期
第2四半期までの中間業績発表が続いているが、会見では業績の下方修正とともに、「減産」がキーワードなっている。夏場からは北米工場での生産調整が中心だったものの、海外全般での需要不振を受け、国内にも波及してきた。

【池原照雄の単眼複眼】経済対策に自動車減税があっていい
政府・与党は30日に追加経済対策(新総合経済対策)を取りまとめ、麻生首相が記者会見して発表する。個人向けでは所得・住民税の定額減税と住宅ローン減税の拡充が柱となる。経済対策では毎度のお決まりパターンだが、狙いとする消費への波及効果は期待薄だ。

【池原照雄の単眼複眼】秋の1日は東京モーターウィークで
基本的には首都圏の人が対象だが、秋の1日を発売前の新モデルを含むミニモーターショーで楽しんではいかがだろう。日本自動車工業会が今年初めて開く「東京モーターウィーク2008」だ。

【池原照雄の単眼複眼】カイゼン力見せた富士スピードウェイ…日本GP
12日のF1日本グランプリは、ハミルトンとマッサの年間チャンピオン争いや中嶋一貴の走りに注目が集まったが、筆者のもうひとつの関心は富士スピードウェイ(FSW)の運営ぶりだった。

【池原照雄の単眼複眼】大乱世も基本は原価改善と開発強化
9月中間決算と通期見通しの取りまとめに入っている各社の経理・財務部門は、連日の長時間残業だろう。世界的な新車販売の落ち込みに加え、対ユーロでの大幅な円高や株安といった業績悪化要因が急浮上してきたからだ。